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簿記が苦手だったボクが、簿記を得意にしたたった1つの学習法、教えちゃいます!

どうもこんにちは、774(ななし)です。

 

突然ですが、皆さんは簿記は得意ですか?

ボクはとても苦手でした。

 

簿記と聞くだけで震えが止まらないし、

毎回計算まちがえるし(電卓使ってるのに)

そもそも勘定科目って?

仕訳って何??

決算整理??

 

こんな状態でした。

 

けど!!

こんなボクでも簿記ができるようになりました!!

その方法を今日は特別に無料で教えちゃいます!!!!

 

 

簿記必修の大学行け。

 

以上です。

以下本編です。

 

私とあの憎き簿記との出会いは、そう忘れもしない4年前、2015年3月のあの日—簿記3級は1週間勉強すれば取得できるらしく、両親ともに簿記2級まで取得していたことから、「お前も大学入る前までに簿記の勉強でもしてみたら?」と言われたことがきっかけでした。

当時のななしくんは、”1週間で取得できるなんて、なんて楽な資格なんでしょう。”—このように思っていたのです。彼は早速書店へ行き、”7日間でマスター!簿記3級”という本を購入したのでした。

しかし、学習を始めるも3日目で挫折!彼は両親にたいそう笑われました。

ななしくんは、”ああ簿記向いてないなぁ...覚えること多すぎて無理ィ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾1週間でできるなんて嘘じゃん!!!”と思いました。

 

それから2年半が経過した2017年、今度は東北大学経済学部の編入学試験で、簿記と密接な関係にある会計学の知識が必要になりました。当然簿記の知識もあったほうが会計学を深く理解できますから、ななしくんは再度あの”7日間でマスター!簿記3級"を使って簿記に挑戦することにしたのです。結果はというと...

774 on Twitter: "結局7日完成簿記3級、5日目で挫折しました"

過去の挫折から900日くらい経ったはずなのにまた挫折してしまいました。

 

(”900日間で挫折!簿記3級”じゃん!!)

 

結論から言えばその年の東北大学会計学の試験は理論を問う問題だったので簿記の知識は必要なかったのですが、それでもななしくんの簿記に対する苦手意識はますます高まったのでした。

 

それからさらに半年後、彼は北海道大学に入学しました。そこで簿記論(簿記3級程度を扱う)という授業が”必修”であることを知るのでした。

「必修になってしまったら流石にもう逃げられない。単位を取らなきゃいけない!!これを落としたら卒業できない!!」

彼は本当に焦りました。「簿記嫌いすぎて簿っ記した」という意味不明な言葉を何度もつぶやいたそうです。

774 on Twitter: "簿記嫌いすぎて簿っ記した"

...そんな簿記論の講義も、今日ついに期末テストを迎えました。彼はテスト中に計算ミスをしては焦り、周りがどんどん退室していく中で自分はまだ終わってないプレッシャーに晒され、かなりきつい思いをしたそうです。

しかしななしくん、なんとか正しい答えを導くことができました。また、テスト後には”(単位がきているかどうかは)50-50だ”—と話してくれました。

続けて、”今回の簿記論の講義によってますます商業簿記嫌いになりました。しかし得られたものはあったと思います。”と素直な感情も溢していました。単位が取れているといいですね。

めでたしめでたし。

 

...今日は、散々自分を苦しめてくれた簿記について、とりあえず一区切りついたので記事を書きたくなりました。

最後に言いたいことがあります。

 

商業簿記は1週間ではマスターできない

今度縁があったら”1000日間でマスター!簿記3級”って本を書いてやるからな!!!!!

 

こんなクソみたいな記事を読んでくださってありがとうございました。

経済数学の参考書のレビューをしてみたり。

もくじだよ↓

 

経済数学を学ぶ上で大事なことは解析学の基礎と線形代数のうち行列の扱い方だと思います。線形代数は確かにベクトル空間や固有値固有ベクトル等も含むのですが、少なくとも経済数学として出題される際には、ベクトル空間からの出題はほとんどありません。(固有値固有ベクトルを求めさせる問題は若干見たことがあります。)また、自分は数学の勉強については同じテキストを繰り返しやる、という方針で学習を進めていきました。*1それでは参考書を見ていきましょう。

 

 『1冊でマスター 大学の微分積分』石井俊全 著
1冊でマスター 大学の微分積分

1冊でマスター 大学の微分積分

 

 この本はオススメです。高校数学の復習から始まって、大学で扱う微分積分をわかりやすく解説してくれています。また練習問題がついているのですが、解説が分かりやすいだけでなく、解答解説が別冊になっておりとても使いやすいです。ε-δ論法が後半に独立してまとまっているのも評価が高いです。解析学を使うことができればよい経済学徒にとって、厳密な連続の定義といったものは必要なく、より厳密にやりたい人向けに後半で補足されている作りはいいなと思いました。この本は初学者向けに作られているので、もっと厳密にやりたいなという方は次以降の本をどうぞ。

 

 『理工科系一般教育 微分積分教科書』占部実,佐々木右左 著
理工科系一般教育 微分・積分教科書

理工科系一般教育 微分・積分教科書

 

 自分が以前在籍していた大学では、この本を微分積分学の授業の教科書として採用していたので、その授業を履修していた自分はこれを使って学習していました。しかし独学でこのテキストを使うのは全くオススメできません。

厳密に書かれていて、扱っている範囲も非常に広くて良いテキストではあるのですが、挫折率は高いです。よって微分積分学を厳密にやるならば、『解析入門Ⅰ(基礎数学2)』杉浦光夫 著 がオススメです。

また数学を得点源にしない、あるいは数学に割く時間がないという方にはマセマシリーズもオススメです。厳密性は抜きにして、手っ取り早く微積を身につけることができます。

解析入門 ?(基礎数学2)

解析入門 ?(基礎数学2)

 

 

 『理工系の基礎線形代数学』硲野敏博,加藤芳文 著
理工系の基礎線形代数学

理工系の基礎線形代数学

 

 線型代数学の先生のお墨付きテキスト、(中古で買えば)安くて薄くて証明もしっかり載っているとても良いテキストです。以前は大学の指定テキストである『線形代数学』山形邦夫 著 で学習していたのですが、難しすぎるし何かページが見づらいしで挫折しました。その点このテキストは見やすいので、すいすい進めることができます。

また、「証明まではいらないんだけどなぁー」という方には、マセマシリーズがオススメです。マセマシリーズは高校数学のノリでわかりやすく学べますが、証明が書いていないのが(個人的に)残念なところです。

 

*1:経済学の学習方法と異なるのは、数学書は内容もある程度標準化されているからであり、経済学ほどは幅広くいろいろなことを知っている必要はないと思ったからです。

マクロ経済学の参考書のレビューをしてみたり。

もくじだよ↓

 

マクロ経済学ミクロ経済学に比べてあまり好きになれなかったので、ミクロ経済学より簡単なレビューになっています。参考になれば幸いです。

 『入門マクロ経済学中谷巌
入門マクロ経済学 第5版

入門マクロ経済学 第5版

 

これはマクロ経済学の入門書です。数式による説明よりは言葉による説明が豊富で、冗長に感じるか、わかりやすいと感じるかは人それぞれのように思います。もし冗長に感じましたら、後述する『マクロ経済学基礎講義』あるいは『マクロ経済学の基礎理論』をオススメします。

この本は、各章末についている演習の解答・解説と追加の問題・解説が別冊になって発売されているのがいいなと思いました。なぜかはわからないのですが大学の本は問題を出すだけ出しておいて解答は略解にとどめて解説がない問題もあるとかザラなので...

また自分はこの本の第5部以降はやりませんでした。ニューケインジアンのところです。自分はマクロ経済学があまり好きではないので、ソロー・スワンモデルまで対策しておけば十分だろうと思って読んでいました。また、入門書は古典派vsケインズ派という対立軸で論じがちなので、この本にも、うーんと感じてしまうところはありました。その点、次に紹介する本はオススメです。

スタディガイド 入門マクロ経済学(第5版)

スタディガイド 入門マクロ経済学(第5版)

 

 

 マクロ経済学齋藤誠他 著
マクロ経済学 新版 (New Liberal Arts Selection)

マクロ経済学 新版 (New Liberal Arts Selection)

 

 『入門マクロ経済学』の後に読んでいた本がこれです。自分の学校の図書館には初版しかなくここに貼り付けた新版とは異なりますので、あくまで初版のレビューということでよろしくお願いします。第4部以降は途端に字数も小さくなり、扱っているトピックも難しいので全く読むことができていませんが、前半のケインズ派の理論について、もっと厳密にやりたいなと思って読みました。結果から言えばこれをやっていて正解でした。初版についていたコラムが面白く、よりマクロ経済学の理論を身近に感じられたように思います。

また、このテキストは大学3-4年で扱う内容も含んでいるので、入学後のことを考えて所有しておくのもありかなと思います。

(新版については秋か冬ごろにまたレビューしたいと思います。ちょっとお高いので買うのをためらってしまいます笑)

 

 『マクロ経済学基礎講義』浅田統一郎 著
マクロ経済学基礎講義 <第3版>

マクロ経済学基礎講義 <第3版>

 

この本は最後までやりました。個人的には薄くて1番好きなテキストです。発売も新しく、何より簡単な数式を多く用いて解説しているところが自分に合いました。各トピックが簡潔にまとまっているところがいいなと思いました。演習問題もあり、内容理解の助けになります。このテキストはよく中古で出回っていますが、第5章の世代重複モデルで挫折する方が多いようです。ただしこの第5章を飛ばしてしまってもそれ以降の話は理解できるように作られているので、数学にあまり時間を割けない方は第5章を飛ばして読むのがオススメです。

また扱っているトピックの数は前述した「入門マクロ経済学」よりは少ないので、もしかしたらもう1冊程度何かマクロ経済学の教科書を持っておくとよいかもしれません。

 

 『マクロ経済学の基礎理論』武隈愼一 著
マクロ経済学の基礎理論 (新経済学ライブラリ)

マクロ経済学の基礎理論 (新経済学ライブラリ)

 

 はっきり言うと自分には合いませんでした。もっとはっきり言えば挫折しました。テキストの初めの方に数学準備として全微分の公式が載っていたのですが、そこを読んで挫折しました。というのもこの本の全微分の公式の説明が全く理解できませんでした。そこで全微分についてのお勉強をしてからこの本を読もうとしたのですが、全微分の勉強を始めたのが受験の2か月前、当然受験前にこの本を読み終わらせることができず、挫折感もあいまってお蔵入りになっています。ただ数学になれた読者の方でしたら、言葉による長々とした解説よりはとっつきやすいのでオススメです。(ただ出版年が古く、前述の『マクロ経済学の基礎講義』の方がわかりやすいとは思います。)

 

 『新しいマクロ経済学斎藤誠
新しいマクロ経済学―クラシカルとケインジアンの邂逅

新しいマクロ経済学―クラシカルとケインジアンの邂逅

 

受験期間中に『入門マクロ経済学』に飽きて、読んでみようと挑戦したやつです。結論から言うと挫折しました。「入門のマクロ経済学は簡単すぎて物足りないなーw」というそこのあなた、ぜひ図書館等で探して読んでみてください。「これ本当にマクロ経済学!?」ってなること間違いなしです。学問の恐ろしさを知ることができます。

余談ですがこの本を探していると、たいていローマーの「上級マクロ経済学」を見つけると思うのですが、大学院を考えている方は入院までにその本を読んでおくとよいのだとか。

上級マクロ経済学

上級マクロ経済学

 

 

 

ミクロ経済学の参考書のレビューをしてみたり。

もくじだよ↓

 

 ミクロ経済学の力』神取道宏 著
ミクロ経済学の力

ミクロ経済学の力

 

経済学部(あるいは経営学部)への編入学を目指す人がまず最初に目にするブログはおそらくこの「編入対策公式ブログ」でしょうが、そちらでは『ミクロ経済学』芦谷政浩 著 を勧めていたと記憶しています。

しかしその情報!もはや古い!

この参考書、いわゆる「神取ミクロ」は確かに分厚い教科書ですが、何の予備知識も持たとずとも中級ミクロのレベルまで身につけることができるのです。ミクロ経済学では、よく2変数関数の全微分を使うのですが、「神取ミクロ」では2変数関数の全微分の概念をいとも簡単に、かつ分かりやすく解説していました。また、電力会社の限界費用曲線を求めてみようといったコラムや「これだけは知っておこうTPPについて」と題して本格的な経済学による分析をおこなっており、ただの教科書としての価値だけでなく、読み物としても一読する価値があると思います。特に、経済学部への編入学を目指していて、「経済学なんて何の役に立つんだ」と思っている方はぜひお読みください。経済学に対する考え方が180度変わる、といっても過言ではありません。

ただし、例外的に第3章,特に後半は難しいです。ここは少しばかり飛ばして読んでしまっても良いでしょう。(できるだけ理解しようと努めることも時には大事)

また第5章以降はゲーム理論に話を割いており、ナッシュ均衡の解説や典型的なゲームの解説にとどまらず、プリンシパル・エージェント理論やシグナリング理論まで解説されています。ただし典型的なゲーム以外は編入学試験ではあまり出題されないので、この本はどこまで読めばいいのだろうかという問題については読者の判断に任せたいと思います。また筆者が学習した時には、まだ演習書である『ミクロ経済学の技』が出版されていませんでしたので、「演習を使って、学習した内容の理解を深めたい!」という思いがかなえられなかったのですが、今ではこの『ミクロ経済学の力』に沿った演習書である『ミクロ経済学の技』という本が出版されているので、併せて学習すると効果的です...!

ミクロ経済学の技

ミクロ経済学の技

 

 

 ミクロ経済学』奥野正寛 著
ミクロ経済学

ミクロ経済学

 

オススメのテキストです。数式を用いて解説しているので、『ミクロ経済学の力』を読みながら数学の勉強に取り組み、その後に読んでみるとよいかもしれません。数学の勉強をしないまま読むと挫折します。自分は1回挫折し、「このテキストの評価が高い理由がわからないんだけど!!」となっていた記憶があります。しかし、ひとたび数学の予備知識を身につけてしまえばこの本がなぜ高評価なのかが理解できると思います。

特に第3章の一般均衡分析は後述する『ミクロ経済学』芦谷政浩 著 に比べて詳しく解説してあります。いわゆる「芦谷ミクロ」が交換経済における資源配分までしか取り扱わないのですが、この奥野の『ミクロ経済学』は生産も含んだモデルまで扱っています。*1つまり、「芦谷ミクロ」に比べて奥野の『ミクロ経済学』では、より現実に近い経済を分析しようとしているのです。*2

また各章の最後に、それまで議論してきた内容がどのように応用できるのかについて書かれているのがこの本の良いところであるといえます。例えば第3章の第9節では、「所得税法人税といった税を徴収すると、経済にはどのような影響を与えるだろうか?」という疑問に対して、一般均衡分析で学んだことを生かして結論を出しています。

最後に、『ミクロ経済学』は別冊の演習書が優れています。基礎ではありますが、けっこう難しく作られているので、これをこなすことができたら編入学試験なんて楽勝だろうな、と思ったりします。1問1問が重いので、何度も繰り返すような演習方法ではなく、じっくり考えながら確実に解き方をマスターしていく方法が良いと思いました。

ミクロ経済学演習

ミクロ経済学演習

 

 

 ミクロ経済学』芦谷政浩 著
ミクロ経済学

ミクロ経済学

 

これは神戸大の芦谷先生が学部1年生を対象として書いたミクロ経済学のテキストです。ですから、3年次編入学ということを考えると、この本だけでは少し足りないように思います。(入学後に苦労することになる。)よって、できれば消費者の選好の仮定や一般均衡分析については他の本で補っておくと良いかもしれません。(その際には前述の神取や奥野がオススメです。)

特に消費者の選好の仮定については、大阪大で過去(H29年度編入学試験)に出題され、皆壊滅したという話を聞いたことがあります。選好の完備性、推移性、連続性、といった言葉を「聞きなれないな」と思った方はぜひ、『ミクロ経済学』奥野正寛 著 を読んでみてください...!

また芦谷先生の『ミクロ経済学』ですが、自分は言葉による説明が冗長に感じてしまって、この本がオススメかと言われれば、「それなら神取先生の『ミクロ経済学の力』を勧めるかなあ」と答えてしまいます。

ただし、第14章では国際経済学と題し、リカードモデルが扱われているのがいいなと思いました。国際経済学は(なぜか)あまりミクロ経済学のテキストには入ってこないような気がしますので知識をつけておくとよいかもしれません。また、この本を機会に国際経済学に興味を持ちましたら、基礎コース『国際経済学』澤田 康幸 著 をオススメします。ポールクルーグマン国際経済学も一応へクシャー・オリーンモデルのところまでは読んでみたのですが、演習問題に解説がついてなくて泣きました。

基礎コース 国際経済学 (基礎コース経済学)

基礎コース 国際経済学 (基礎コース経済学)

 
クルーグマンの国際経済学 上 貿易編

クルーグマンの国際経済学 上 貿易編

 

 

 『演習ミクロ経済学』武隈愼一 著
演習ミクロ経済学 (演習新経済学ライブラリ)

演習ミクロ経済学 (演習新経済学ライブラリ)

 

 自分はこの本の第1版を購入して演習用として使っていたのですが、少なくとも第1版の購入はオススメしません。この本は『ミクロ経済学』武隈愼一 著 に対応した問題集ですので、このブログで今まで紹介してきた本では扱っていないトピックも演習問題として収録してます。ですからそもそも理論すら知らないという問題に出くわします。よってこの本を単独で購入するよりは、奥野先生の書いた『ミクロ経済学』とその演習書をセットで買うほうが良いです。なぜ「編入対策公式ブログ」でこの本の単独購入を勧めているのか理解できません。

この本は第2版はかなり使いやすくなっているそうですが、確か理論を説いたテキストのほうは結構レベルが高かったような気がします。

理論を説いたテキストである『ミクロ経済学 増補版』武隈愼一 著 は、社会厚生関数の紹介やアローの不可能性定理*3の簡単な証明(2人3選択肢における社会決定ルール)といったものまで載っていて、面白いといえば面白いのですが、編入学試験に合格するという目的のみ達成するということでしたらオーバーワークのように思います。よってその演習書であるこの本も同様かと。

ミクロ経済学 (新経済学ライブラリ)

ミクロ経済学 (新経済学ライブラリ)

 

 

 

 ミクロ経済学 戦略論的アプローチ』梶井厚志,松井彰彦 著
ミクロ経済学 戦略的アプローチ

ミクロ経済学 戦略的アプローチ

 

 伝統的な価格理論を最初に持ってくるのではなく、第1章から「あるパン屋の話」と題してゲーム理論(と独占)から説明している挑戦的な教科書です。また、文字ばかりの単調なテキストと異なり、本の中に挿絵がついていたりストーリー仕立てとなっていたりと読ませる工夫がなされています。

自分は現在読んでいる最中なのですが、すごく面白く息抜きに読めるレベルです。(とはいえ計算用紙くらいは隣に置いておくのが良いかもしれないです笑)

この本を受験生の時に知っていればなぁ...と思いました。多少厳密でなくてもよいから、楽しくゲーム理論の本質をつかみたいという方にオススメです。読んでいる最中ですので、詳しくレビューすることができなくてすみません。読み終わらせた段階で追記しておきます。

 

*1:とはいえ2財,2消費者,2生産者,1生産要素モデルでの扱いです。2財,2消費者,2生産者,2生産要素モデルとなると、なかなか解説しているものがなく、コア・テキスト「公共経済学板谷淳一,佐野博之 著 に記載されているくらいです...

*2:しかし、そもそも編入学試験では交換経済の問題すら見たことがないのですが、これはなぜなんでしょうか...計算量が多くなるからなんですかね...。もし交換経済あるいは生産経済からの出題を見たことがあるよという方がいらっしゃいましたらあとで教えてください。何でもしますから。

*3:定義域の非限定性(特定の人が排除されたりしないこと),社会の選好は擬順序を満たすこと(特に推移律が大事),全員一致性(社会の全員が同じ選択肢を選んだとき、それが社会の選択となること),非独裁性(常にある個人の決定が社会の決定になるようなことはないということ),無関係な選択肢からの独立,という民主主義の基本である5つの条件を満たすような社会決定ルールは存在しない。という主張をした定理のこと。現在は投票が社会の決定ルールとして用いられているが、これは社会の選好を表すものとしては完全なものではない。

過去と編入学と不幸と

こんばんは。実際には3/20の夕方に書いているので、夕方は「こんにちは」なのか「こんばんは」なのか論争に再びいきつくわけですが、今回は関係ありません。この記事を公開するのは3/28の夜だからです。どうして書いた日から公開まで9日間も空くのかって?それは加筆や修正をしているからです。前にもどこかに書いたと思うのですが私はとにかく何かを書いたり読んだりするのがとても遅いのです。今回は自分語り記事になってしまうのですが、私の身の上話を読んでみたいという奇特な方がいらっしゃいましたら、約4600字の記事ですがどうかお付き合いください。安心してください、編入で人生が明るい方向に変わった!とかいうキラキラストーリーではなく、むしろその対極の話ですから。ええもちろん最後までですよ。不幸話好きならどうぞ。たくさん蜜を吸ってください。

 

過去(大学1年)

わたしは現在、東京学芸大学という教育学部のみの単科大学に在籍しています。もともとは心理学や教育学(教育学は教員養成課程で学ぶものとは異なる。)を学びたいと思っていたので、筑波大学人間学群を目指していましたが、ほんのちょっとしたミスで2次試験の点数を大幅に減点されてしまったのです。そんな悔しさから浪人したいと思っていたのですが、私の家の環境は私立は金銭的に無理かつ浪人はさせない、しかも仮面浪人が成功したとしても入学はさせないというものでした。(たしかにうちは裕福な家庭ではなかったし、親の給与明細もこっそり見ました。)そんな背景があって今の大学には後期で入学しました。(もちろんここで”だったら自分で金稼いでやり直せ”という指摘があるかもしれません。その通りです。しかしそのころの自分は親の金で浪人させてもらえる友人たちの姿を見せつけられて、”なんで自分だけ”と思うことしかできなかったのです。)しぶしぶ入学した大学ですから、いわゆる重度の「学歴コンプ」というものを抱えてしまいました。そして学科の行事を避けてしまったので、うまく友達を作ることができませんでした。ですから日々が本当に辛かったです。そんなことがあって1年生のころは、授業には全くいかなかったのですが、そのかわり軽音楽のサークルにはよく足を運んでいました。そのサークルは留年率が比較的高めなので今思えば入らなきゃよかったとなるわけですが、類友ってありますよね、そういうことです。(サークルの名誉の為に言えば真面目な人もいました。)また、ここで彼女もできました。大学1年の10月くらいです。すぐ関係が終わるだろうと思っていましたが、関係は2年と2ヶ月間にわたって続いていきます。ですからちょくちょく出てきますが許してください。そして年が変わって2016年、3月にサークルを辞めて大学1年が終わりました。サークルを辞めた理由は仲のいい友人が仮面浪人を成功させて退学したからです。

 

過去(大学2年)

大学受験は私にとって初の大きな挫折経験でしたので、不合格の事実を受け入れられずにずっと悩んで1年間無駄にしてしまいました。1年間無駄にしたことは、大学1年次に取得した単位数が22単位、春学期のGPAが1.47、秋学期は0.11ですからこのような数字からも納得いただけるものと思います。また、大学2年の春ごろから学歴コンプレックスのリベンジをするために公務員試験の勉強(数的処理や経済原論)をするようになります。ちょっとだけ負の感情が正の方向へ向かった瞬間でした。しかしここで少しだけ問題が発生したのです。

「経済学が楽しい!」

こんなこと思えるなんて...勉強が楽しいと思えるなんて、今までの私はあまり”勉強が楽しいという感覚”を理解できなかったので、この経験は面白かったです。しかし公務員試験の勉強ではこれ以上のレベルは必要ない。けれどもうちょっと進んだ経済学の世界が知りたい...どうにか上級の勉強ができる方法がないだろうか、大学2年生の私は5月から6月にかけて悩んでいました。編入学という制度を知ったのは大学2年の6月でした。

 

過去(大学3年)

そろそろ過去でも今の自分に近い過去を語ることになりそうですね。ところで先程の過去(大学2年)では6月以降については何も触れていないとお思いの方がいらっしゃると思います。6月以降を省いたのは特筆することがなかったからです。というのも大学に遊ぶ友達がいなかったので、勉強するか彼女と遊ぶかの2つに1つという生活を送っておりました。私は安定した、日々繰り返されるような、刺激のあまりない生活を好むので、確かに特筆するべきことはないのですが、かつては楽しく暖かい生活がありました。大学3年の春先までその生活が続きましたが、春先以降は編入学試験の時期が近づいてきたこともあり、一気に不安なことが増えました。そして精神的に不安定な生活へと変化していきました。受験生時代の私の様子を知っている方も知らない方もいると思いますが、独学勢はとにかく過去問や面接等の情報が少ないものですから、そのような不安からTwitter等を通してTOEICの噂などに一喜一憂した思い出があります。また、このころから徐々に彼女とは疎遠になっていきます。要するにふつうの大学生とは生活が異なってしまったのです。私は勉強で疲れているのに彼女は飲み会やサークルで夜まで遊んでいるのを羨ましく感じたり...どこかに一緒に行きたいと言われても私は空返事、こんなことが続きました。受験費用は私自身が稼がなきゃいけなかったので、お金のかかることは先延ばしにすることも増えました。彼女の家庭は裕福でしたので、バイトをしなくても遊べるだけのお金があって、悔しい思いも何度かしました。さらに北大受験前は彼女から風邪をうつされてしまって発熱してしまい、受験2日前から本番まで勉強時間が0という不安要素も抱えてしまいました。

 

過去(受験とその後:2017年9月ごろ)

去年の合格者は0人だったりして、絶対に受からないといわれている北大に運良く受かってしまった私は目標を見失いました。そして東北大の受験が11月の下旬に控えていたにも関わらず勉強ができなくなってしまったのです。というのも単純に北大に合格したから勉強に身が入らなかったのではなく、編入学で求められる経済学の水準には既に到達していると ”他者に” 認められたおかげで、この先のレベルに進めば今のレベルが疎かになって編入学試験に支障をきたすし、かといってかつて何度も復習してきたレベルのものを再び復習するのは、進んだ世界を見てみたいという心が許さず怠惰に感じてしまったのです。つまり2つの思いに挟まれて一歩も先へ進むことができなかったのです。ゆえに立ち尽くしたままの私は会計学を始めましたが、その2つの思いに悩み、両方手付かずになり、受験前にもかかわらず勉強時間は減り、Twitterにいる時間は増え、生活は不規則になり、新たなバイトをも始めてしまいました。スタディプラスにある9,10,11月の記録は、正直に言えば事実です。

f:id:sanagitosanagy:20180320200443j:image

(図は私のスタディプラスの記録。今はカテゴリなしとなっているが、9,10,11月は会計学の記録と思っていただいて差し支えないです。9月は1日2時間しか勉強していなかったようだ。)

「勉強はしてるけど記録はしてない」という発言を繰り返していたこともありましたが、嘘をついていました。結局は北大に合格したところで、嬉しさももちろんありましたが逆に辛い思いをすることが増えてしまったのです。

 

過去(受験とその後:2017年12月ごろ)

それでも東北大は何とか1次通過し、その後周囲から面接で落とされるから練習したほうがいいというお言葉をいただきましたが、もうそのころには力尽きていました。この件については”いろいろあった”と語られることが多かったと思いますが、私の側面から語るとすれば、”友達が受けるから”といって受験して、2人が小論のほんの小さなミスで落ちてしまいもともと受験を誘った1人が他大行きを決意、その状況であなたは東北大に行きますか?ということに尽きると思います。また東北大の編入学生の実態を聞いて失望したこともあったので、東北大を辞退しました。私生活の面でも嫌なことがありました。12月の初旬、北大に通う決意と、余剰資金がなくクリスマスどこにも連れていってやれない旨の2点を彼女に伝えたところ、別れを切り出されました。余剰資金がなかったのはバイト代をほぼ全額試験費用にあてていたことによります。東北大辞退するなら初めから受験せずに彼女とのクリスマスに使っていればこのようにはならなかったのかなとか思うと、正直しんどいです。

 

こうして今に至るわけですが、編入学したら不幸になった話、満足していただけました?それでも「学歴得られてよかったじゃんw」とかお思いの方もいると思いますが、わたしに未だ学歴コンプレックスがあったとしたら、東北大を選んでいますよね。しかも別れてから冬期講習分のバイト代が入ってきて、今や逆にすこしお金が余っている状態、もう最悪です。このお金、もっとはやく手に入ったらよかったのに。

 

それでも私自身の編入学受験に意味を見出してみましょうか。私は今回の受験を通して「じっくり考える」力が身についたと思っています。勉強していて納得できないところがあると、そのページで一度止まって納得いくまでずーーーっと考え続けていました。時には17時くらいに納得いかない部分にあたって、図書館の閉館時間である21時半まで考え続け、それでもまだ納得いかないと自転車に乗りながら考えたりすることもありました。こんなにずっと「なぜ?なんで?どうして?」と考える機会はなかったと思います。わたしは高校時代勉強に意味を見出せず、就職するための手段として捉えていたので、大学受験時にはこの力は身につけられませんでした。ですが今ではこの能力すら身についてよかったのかどうか疑問に感じているのです。たしかに研究をしていく上では非常に大事な力だとは思っています。しかし私は大学院は金銭面から断念しているため、現在は行政職の公務員になりたいと思っています。公務員試験は”効率”が問われる試験ですから、この能力も全く無意味なわけです。学問の中身を理解せずに暗記したことを書き写せば勝ちという試験なものですから、わたしのように立ち止まってしまうのは、公務員試験の勉強(=暗記)が進まず、かえって不利なのです。ですから得られたものはあるけれど、今後役に立つかと言われれば、全く肯定できないのです。

 

東京を離れるのでいろいろ区切りをつけたくて洗いざらい全てを書きました。このような背景があるものですから、私はあまり編入先への期待を膨らませないようにしています。たしかに人生を変える切符を手にして新たな生活を期待している編入生も多いと思いますが、私のような編入生もいることは心に留めておいていただけると、この記事が役立つのかなと思います。何が言いたいかといいますと、「編入すれば人生や生活が幸せになるとは限らないけれど、学問の面白さに気づけば編入先でする勉強だけは楽しい」ということです。

 

さよなら無意味な過去。散れ何もかも。